2017.05.20
奈良市の唐招提寺でうちわまき(中興忌梵網会)の法要が行われ、厄よけなどの御利益があるとされるハート形のうちわを参拝者にまかれました。
私は今年で四回目、書いたうちわを奉納をさせていただきました。ご縁をいただきありがとうございます。
うちわまきの由来が好きなんです↓
鎌倉時代に覚盛(かくじょう)上人という僧がいて、自分を刺している蚊を弟子が殺生しようとしたところ自分の血を与えるのも菩薩行であると、弟子をとめました。そんな覚盛上人の命日に、せめて蚊をうちわで払ってくださいと法華寺の尼僧が供えたのが始まりだといわれています。
今年は、唐招提寺の松浦さんのはからいで、同じ西ノ京にある福祉施設たんぽぽの家の山口広子さんもうちわを書かせていただき、当日も法要に参加させていただきました。いつもお世話になってるスタッフの鈴村さんも一緒に。
山口広子さんは手が動かないので、足で「風」を書きました。なぜ風なのか尋ねたら、うちわで蚊を払うときにおこる風を書くということでした。優しい広子さん。足で、めちゃいい字書けた!
今年も優しい法要に参加できて感謝です。
清々しい気持ちで京都に帰りました。