2017.07.31
Morley Collegeへ
友人がサイアノタイプの写真の授業をするというので見学にいきました。
サイアノタイプは鉄塩の科学反応を利用したもので青色が特徴、私達がよく使う”青写真”の語源でもあります。
1842年に発明され、写真の古典技術のひとつです。
友人が授業で見せていた本は、植物学者のアンナ・アトキンスの「PHOTOGRAPHS OF BRITISH ALGAE」、自費出版ですが、世界で最初の写真集だと言われています(諸説あり)。
植物や海藻の細部まで鮮明に写し出した写真は背景のブルーと相まってめちゃめちゃ神秘的でした。
さて、作業開始。
クエン酸アンモニウム鉄とカリウムを混ぜた液体を作り、布か紙に塗り、乾燥。
そこに被写体を置き、動かないよう固定して、紫外線を浴びせ、水洗い。乾かして完成!
私は被写体を用意してなかったので、細筆を写しました。
溶液を塗る平筆を持つとやはり性なのか文字を書いてしまいました、、、花。
最後に水で洗って被写体が浮かび上がるときのあのゾクゾクする感覚は得難いもの、はまってしまいそうでした。
思いがけずインスピレーションをいただいた授業に感謝。
思い返せば、彼女の家にあった作品は人間を写し定着させたものでした。
10メートルもの布に大勢の人に寝てもらい巨大な作品を作ったらしい。
次回見せてもらおう^ ^