2007.09.25
アップルストアで開かれたトークプログラムに行ってきました。
私には少々(いやものすごくか!?)難解でした。
お題目は
「感覚をめぐってー目と耳と脳の対話」
脳科学者の藤田一朗さんとサウンドアーティスト藤本由紀夫さんのトーク。
まずは自分の研究や作品についての紹介。
藤田さんは視覚の脳内メカニズム解明を目指しておられる方。
脳のある部分が損傷すると、目は普通に見えていても人の顔だけ判別できない人がいることなど、びっくりする症例もあげておられました。
藤本さんはサウンドオブジェのアーティスト。
231台のボーズのサウンドシステムから一斉にビートルズの曲を流すという作品も。音楽とノイズについて、足せば足すほど音は無くなるということを話されてました。※ちなみに231という数字はビートルズの全曲目数なのだそうです。
興味深かったのは、そのあとの二人のトークで、
アートとデザインの違いについて質問があって
藤本さんは
アートは問題提起、デザインはその答えを見つけることだと。
科学者の藤田さんは
それは科学とエンジニアリングの関係に似てると。
私は、アートも科学も今までの定義なり歴史なり社会背景の中で、独自の新しいことをやるという点で似ていると思うし、
友達と話していて、そう考えてみるとどちらも哲学(宗教も含めて)から来てるといえるしその役割は似ているのかもしれないと。。
しかしこういう試みこそが問題提起なっているんやなぁ。。