HITOMOJI PROJECT最年長のNaomiさん【HITOMOJI PROJECT】
2019.12.11
HITOMOJI PROJECT最年長のNaomiさんは、82歳。4人の息子さん、11人のお孫さん、ひ孫さんが1人おられます。今はイスラエルのテルアビブから少し離れたレホボトで一人暮らしをしていますが、息子さんがNaomiさんの家でカイロプラクティックを開業しているそうです。
42歳の時に離婚をし、それから2つの大学で、芸術の先生になる人のための講義をし、子育てと両立してこられました。
50歳からは登山も初めて、今は陶芸と書と詩をされているそうです。
お父様は、第二次世界対戦前にドイツから来て何もないところから暮らし始めたそうで、すごく尊敬していると言っておられました。
印象に残っているのは、
息子さんと話をしながら自然の中を歩くのが幸せだなあと感じる瞬間で、
いつも聞くようにしていて、自分の意見を言わないようにしていると。
ただ、見ているのが良いと思う。
と話されていたことです。
たくさんの経験と成熟した考えから出た言葉に感動しました。
プレゼントでいただいたNaomiさん作の器は、白と黒の土を使ってつくられた絶妙なバランスで、いつも側にいてくれるようなあたたかさを感じて、Naomiさんそのものだと思いました。
Thank you for TIRZA SELA(Japanese calligraphy center Israel),
photo by Irit
@inga gallery
ISRAELに来ました。【HITOMOJI PROJECT】
2019.12.09
ISRAELという歴史も宗教も人種も特異な国で、もう一度HITOMOJI PROJECTをしたくて来ました。
Amunaさんは、イスラエルの北部のに住むイスラム教のアラブ人で、高校でヘブライ語の先生をしています。
彼女は、”植物を作ること、子供を作ること、家を持つこと”という昔の人の言葉を大切にしていて、実行していると話してくれました。それぞれ、自然とコンタクトすること、他の人のために尽くすこと、未来につながること、と考えていると。
1番印象的だったのは、社会について思うことは、憎悪がありすぎるといっていたこと。
みんながそれぞれ違うことを受け入れて、ジャッジしないようにしなければならない、いろんな種類の人間がいることを楽しむべきだと。
respect the difference.
no judgement.
enjoy the variety for the society.
20年前に会った日本人にお餅をもらったからそのかわりにアラブのお餅をくださいました。その時教わった愛という字を書いてくれました。
アラブ人にとってGOLDと同じ価値のあるオリーブオイルも^_^
来年、家が建つので是非遊びに来てください、と言ってくれました。
Thank you for TIRZA SELA(Japanese calligraphy center Israel)
小学校の先生をしているLouiseさん【HITOMOJI PROJECT】
2019.12.05
小学校の先生をしているLouiseさんが、HITOMOJI PROJECTに参加してくれました。Wesbankという南アフリカ、ケープタウンなタウンシップに住み、2人の娘さんを持つシングルマザーです。
Louiseさんは、カラードと呼ばれる有色人種です。カラードとは、17世紀にケープ地方にオランダ人が移り住んだ頃、先住民のサン人・コイコイ人の女性や、奴隷として連れてこられたマレー系・インド系の女性と結婚しました。その子孫になります。
南アフリカのケープタウンでは、カラードの人が地域により40〜60%を占めています。
Louiseさんは、肌の色でできないことはなく、自分の努力と能力で成し遂げられると言っておられました。
将来は校長先生になりたいそうです。
教員をしていて、暴力や犯罪は家庭環境ととても密接に関係していると思う、良い価値、人としての尊厳、尊敬すること、を伝えていきたいと言っておられました。
とても優しくて、人生を切り開く力強さを持っている Louiseさんは本当にかっこよかったです。
通訳 Kyoko Kimura Morgan
撮影 山地 憲太
Zolekaさんは幼稚園の園長先生【HITOMOJI PROJECT】
2019.12.04
HITOMOJI PROJECTに参加してくれたZolekaさんは幼稚園の園長先生、CapetownのMannenbergというタウンシップに住み、幼稚園も同じ地域にあります。コサ族の民族衣装で来てくださいました。
4人のお子さんがおられましたが、息子さん2人を殺人と自殺で亡くしてしまいました。
40代の時に離婚を考えて、自分の将来のために大学に通い始め、幼稚園を立ち上げるまで頑張ってきたそうです。
今は、娘さん2人、新しいパートナーとの息子さん1人、お孫さん4人、甥っ子さん1人とマルチタスクをこなしながら楽しく暮らしておられます。
幼稚園は現在3クラスですが、あと2クラス増やしたい!と言っておられました。
Zolekaさんの特技は人を励ますことだそう。
一緒にいるだけでたのしくて、大きなこころで包んでもらってるみたいでした。途中からわたしがインタビューされました笑
通訳 Kyoko Kimura Morgan
撮影 山地 憲太