京都

2019.12.20

京都、気持ち良い場所で、書く^_^

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キブツKibbutzをご存知ですか?【HITOMOJI PROJECT】

2019.12.16

イスラエルには、キブツKibbutzという共同で暮らしている集団があるのをご存知ですか?
1900年の初めより、世界各地で迫害されたユダヤ人が現在のイスラエルの地にたどり着き、生産的自力労働、集団責任、身分の平等、機会均等という4大原則に基づく集団生活を始めました。子供の養育、教育も共同体全体の責任で行います。イスラエルに250ほどあるキブツですが、いまもまだ共同財産、共同責任のキブツは40ぐらいで、他は1990年代から財産の私有と給与制、家族単位での子育てへと転換していきました。
今回、キブツで生まれ育ち、現在は別のキブツで生活しているHagarさんに、HITOMOJI PROJECTに参加していただきました。

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Hagar(ハガール)さんは、5人の子供さん、10人のお孫さんがいます。10年前に旦那さんが亡くなり一人暮らし。40年間キブツの中の幼稚園から高校までの先生をされて、そのあとは図書館で働いていました。いまは1番小さいお孫さんが大きくなるまでは仕事はしないそうです。
Hagarさんのいたキブツは、14年前にキブツ内で対立があり、70%の人が体制を変えたいということで変わりました。以前のキブツはお金も責任もキブツにあり、安心感があったそうですが、
やりたいこと、好きなことができなかったと言っておられました。
いまは、本を読んだり、コーラス隊で歌をうたっているとき、自分の時間を過ごしているときが幸せで、流れるままに生きていきたい。
尊敬する人は亡くなった旦那さんで、人のことをジャッジしなかった、みんな良い人だと言っていたから。と。
イスラエルは建国70年余り、Hagarさんはその激動の歴史とともに生きてこられた1人。イスラエルはずっと戦争していて良くない、病院や工事など他にしなければならないことが多く、変わらなければならないと言っておられました。
赤いブーツと赤いスカーフで登場されすごくオシャレ。でも静かに話して、そしてチャーミングで。質問に真摯に答えてくださり感謝しています。
ありがとうございました。

Thank you TIRZA SELA(Japanese calligraphy center Israel)
photo by Irit, MIchal Chitayat

死海

2019.12.14

死海で「生」書きました。
I wrote “Live” in the Dead Sea
Thank you ! Tamar Paul-cohen

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HITOMOJI PROJECT最年長のNaomiさん【HITOMOJI PROJECT】

2019.12.11

HITOMOJI PROJECT最年長のNaomiさんは、82歳。4人の息子さん、11人のお孫さん、ひ孫さんが1人おられます。今はイスラエルのテルアビブから少し離れたレホボトで一人暮らしをしていますが、息子さんがNaomiさんの家でカイロプラクティックを開業しているそうです。
42歳の時に離婚をし、それから2つの大学で、芸術の先生になる人のための講義をし、子育てと両立してこられました。
50歳からは登山も初めて、今は陶芸と書と詩をされているそうです。
お父様は、第二次世界対戦前にドイツから来て何もないところから暮らし始めたそうで、すごく尊敬していると言っておられました。
印象に残っているのは、
息子さんと話をしながら自然の中を歩くのが幸せだなあと感じる瞬間で、
いつも聞くようにしていて、自分の意見を言わないようにしていると。
ただ、見ているのが良いと思う。
と話されていたことです。
たくさんの経験と成熟した考えから出た言葉に感動しました。
プレゼントでいただいたNaomiさん作の器は、白と黒の土を使ってつくられた絶妙なバランスで、いつも側にいてくれるようなあたたかさを感じて、Naomiさんそのものだと思いました。

Thank you for TIRZA SELA(Japanese calligraphy center Israel),
photo by Irit
@inga gallery

ISRAELに来ました。【HITOMOJI PROJECT】

2019.12.09

ISRAELという歴史も宗教も人種も特異な国で、もう一度HITOMOJI PROJECTをしたくて来ました。
Amunaさんは、イスラエルの北部のに住むイスラム教のアラブ人で、高校でヘブライ語の先生をしています。
彼女は、”植物を作ること、子供を作ること、家を持つこと”という昔の人の言葉を大切にしていて、実行していると話してくれました。それぞれ、自然とコンタクトすること、他の人のために尽くすこと、未来につながること、と考えていると。
1番印象的だったのは、社会について思うことは、憎悪がありすぎるといっていたこと。
みんながそれぞれ違うことを受け入れて、ジャッジしないようにしなければならない、いろんな種類の人間がいることを楽しむべきだと。
respect the difference.
no judgement.
enjoy the variety for the society.
20年前に会った日本人にお餅をもらったからそのかわりにアラブのお餅をくださいました。その時教わった愛という字を書いてくれました。
アラブ人にとってGOLDと同じ価値のあるオリーブオイルも^_^
来年、家が建つので是非遊びに来てください、と言ってくれました。
Thank you for TIRZA SELA(Japanese calligraphy center Israel)